2025.02.07
コンセプトブックPeace Piece HIROSHIMA
活用技術:LED-UVオフセット印刷

企画・編集|Peace Piece 実行委員会(Instagram)
編集長|土井誠
写真|的野翔太(Instagram)
デザイン|的野翔太(Instagram)
取材|ポール・ウォルシュ(Instagram)
寺尾綾佳(Instagram)
英文編集|ポール・ウォルシュ レイチェル・ニコルソン
日本語訳|時盛郁子(Instagram)
表紙画|土井誠
仕様|B5・無線綴じ 冊子
印刷|インサツビト
LED-UVオフセット(CMYK)
用紙|表紙:里紙しろ 四六判70.5kg
扉:キャピタルラップN 四六判
本文:モンテシオン 四六判
技術を受け継ぐ職人たちと工芸品、京都や燕三条などではその街の観光資源になっています。広島には世界遺産はあれどその「ものづくりの力」は点在しすぎて注視されにくい状況下です。でもちゃんと高い技術力によって生み出された工芸品と職人は存在するのです。そんな魅力的な“カケラ”を集約し、海外へ向けて発信する逸冊が「Peace Piece HIROSHIMA」です。そのような冊子の印刷をインサツビトの運営会社、100年企業の中本本店が担当させていただけるのはご縁を感じます。

まずは用紙選びから。海外でも注目されるように工芸品の息遣いや和のクラフトマンシップを感じさせるもので、ガサっとした紙の繊維質を感じるもの、印刷も粗さが出るものが良いとの事だったので、本文は「モンテシオン」をチョイスしました。






そして表紙の画は編集長の土井さんが直に段ボールへペンイントされた作品を印刷します。本文用紙に合わせて少しオフホワイト寄りが良いとのことで風合いの良い用紙を何種類かセレクトし話し合った結果、「里紙しろ」に決定。


表紙をめくった中表紙の前に少し透け感のある用紙を扉としてつけたいとの事でしたので、風合いの面白い製袋原紙のキャピタルラップNをオススメしました。


印刷は表紙と気になるページを刷り出しに立ち合っていただき、残りのページはインサツビトの方でしっかりと理想の風合いになるよう、印刷オペレーターと共に仕上げました!


納品後、冊子の仕上がりに制作スタッフの皆さん、取材先の皆さんが「素晴らしい!」「紙の質感、印刷の仕上がり、内容に合ってて美しい!」と大絶賛!!そして取材先の皆さんが各自国内外のイベント出展された時にも冊子を配布され、お客さんから「え!こんなに高級な仕上がりなのに売り物じゃなくて無料なんですか?」とか、海外のお客さんからは「Beautiful !!!!」とこちらも大絶賛だったそうです!!!!
オフセット印刷ではモンテシオンは本来とても刷りにくい用紙で、今回はそのガサつきがコンセプトとマッチし味になるだろうというご提案がバチっとハマったのが成功だったと思いますし、里紙の表現力が思った以上で、作品がそこにあるかのような立体感が出ていました!!


取材は2023年からスタートし、制作スタッフの皆さんの想いが詰まった逸冊、その最後の工程である印刷と製本という重大なセクションを任され、アウトプットできた事を嬉しく思います。このコンセプトブックが広がり、広島の伝統工芸が世界に知られる事を願います。
