~印刷実験~ 赤い紙に赤色(マゼンタ)で印刷した時の見え方
2025.11.12
今回の印刷実験は「赤い紙に赤色(マゼンタ)で印刷した時の見え方」と題して実験してみました。白い紙にマゼンタ1色で印刷することはよくありますが、同系色の紙に対しての印刷はあまりないので、赤系統の紙3種を使用し印刷実験をおこないました。
今回使用する紙はカラープランFS-レッド、ファーストヴィンテージスカーレット、タントD-52の3種です。この3種と比較するために白い紙のヴァンヌーボスノーホワイトを加えた4種の紙で印刷してみました。
まずはそれぞれの紙の特徴と紙色をみていきましょう。
今回使用の用紙ラインナップです。

カラープランFS-レッドは色味的には少し朱赤に近い感じで表面はわりとさらっとしています。
タントD-52は今回の中では一番色が濃い深紅のような色味で表面はざらっとしています。
ファーストヴィンテージスカーレットはどちらかといえばピンクに近い色味で表面はざらっとしています。
それではさっそく実験していきましょう!
まずは白い紙のヴァンヌーボスノーホワイトにたいしてインディゴ7Kのマゼンタの色がどのような色なのかを見ていきます。よりわかりやすくなるようにマゼンタの印刷可数を1回、3回、5回と重ねて印刷してみました。
まずは一回です。

次はマゼンタ3回です。

そしてマゼンタ5回です。

次は1回、3回、5回、並べてみたものです。

ヴァンヌーボスノーホワイトにマゼンタで印刷した場合は上記のような見え方になります。スマホでの撮影のため画質が悪いですが…白い紙の場合はこのようになります。
次はカラープランFS-レッドです。
マゼンタ1回です。

マゼンタ3回です。

マゼンタ5回です。

マゼンタ1回、3回、5回並べたものです。

次はタントD-52です。
マゼンタ1回です。

マゼンタ3回です。

マゼンタ5回です。

マゼンタ1回、3回、5回を並べたものです。

そして最後はファーストヴィンテージスカーレットです。
マゼンタ1回です。

マゼンタ3回です。

マゼンタ5回です。

マゼンタ1回、3回、5回を並べたものです。

このような結果となりました。タントに関しては紙の色が強いためマゼンタの色の回数での変化は見づらい部分もありますが、実際にはマゼンタ1回との差は結構でていて、回数を重ねるごとにより深紅色に見えた感じでした。
カラープランに関しては印刷するまではマゼンタの色とカラープランの色が同色に近いので見えづらくなるのではと思っていましたが、意外?!としっかり見えており絵柄がより明るい色味に名ているのを感じました。
ファーストヴィンテージは薄いピンク色の紙にマゼンタが乗るとより濃いく見えて力強い印象を受けました。

