事例紹介

HPのサステナブルインパクトの思いとIndigo7Kの技術力を伝える2022年卓上カレンダー(その①)

2021.11.05

活用技術「シルバーインキ/柄モザイク」

今回ご紹介する事例は日本HP様の2022年の卓上カレンダー3種類の中の一つを紹介していきます。

先祖からのつながりを表す日本独自の文化
「家紋」
ずっと大切にしてきたサステナブルマインドは始まりから今、そして未来へと受け継ぐ掲げ続けよう、望む世界が訪れるその日まで

「サステナブルインパクト」を日本独自の文化「家紋」で表現した意欲的な案。日本HPのサステナルマインドは創業時から脈々と受け継がれてきたということも表現しています。


それでは、活用技術の説明です。
■シルバーインキ
日本HP様からの要望によりメタリックカラーの見本としても活用できるカレンダーです。10パターンのメタリックカラーのシードデザインによる柄モザイクの表紙となっています。どのメタリックカラーも綺麗に表現しており、インディゴの能力の高さを伝えるうえで良いツールになるのではないかと思います。

■Mosaic(柄モザイク)
なかなか聞きなれない言葉だと思いますが、バリアブル印刷(可変印刷)の一種で宛名やナンバーリングとは一味違った表現をします。HP様が提供しているHP SmartStream Designerの機能の一つで、IllustratorやInDesignのプラグインアプリケーションになります。

では、簡単にではありますが「柄モザイク」について説明していきます。
「柄モザイク」とはイメージ(ここではシードファイルと言います)に対してランダムに回転や拡大、位置を変更し様々なデザインを生成していくのが「柄モザイク」です。

こちらが今回ご紹介する日本HP様のカレンダーのベースデータになります。黄色の部分に先ほどのイメージ(シードファイル)がランダムに入ります。


イメージ(シードファイル)がこちらの画像です。


Mosaic(柄モザイク)の機能を使って生成されたデータがこちらになります。
今回は10種類のメタリックカラーをそれぞれ100種のパターンで作成しました。

Mosaic(柄モザイク)は、どれだけのファイルを作成しても全く同じデータは生成されないというのが特徴としてあります。工夫次第では新しい発想ができるアイテムとして活用できるのではと考えています。
簡単ではありますが以上が Mosaic(柄モザイク)の説明となります。

次回は、Mosaicのもう一つの機能「色モザイク(Shuffle Colors)」の紹介をします。お楽しみに!

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