2021.12.27
今回の研究は表面光沢の紙へ印刷した時の違いを比べてみました。
表面光沢紙はいろいろあるけど、それぞれどのような違いがあるのか、それとも違いはでないのか4種類の紙で比較してみたいと思います。
今回実験に使用する用紙を紹介していきます。
最初はコート紙です!
インサツビトでは王子製紙さんで作られているOKトップコートを使用しています。
この紙は説明不要なほど定番の紙だと思います。
そして2つ目はハイマッキンレーアートです!
こちらの紙は光沢感が非常に強いアート紙になります。
パンフレットやカタログ、写真集によく使われる紙です。
3つ目はエスプリコートです!
こちらの紙の表面は強い光沢があり、裏面はケント紙となっている紙です。
裏面のケントは筆記性に優れているのでポストカードなどによく使われる紙です。
最後4つ目はキャピタルラップです!
この紙は表面だけを平滑に仕上げたクラフト紙です。
クラフト紙なので、紙強度が高く封筒などに適した紙となっております。
以上の4種類の紙を使って本日の実験を行いたいと思います。
では早速印刷してみましょう~!
定番中の定番、コート紙に印刷するとこんな感じになりました。本来であればインキの定着をよくするためにプライマー処理加工を施したうえで印刷するのですが、コート紙に関してはプライマー処理を施すことなく印刷が可能です。
続いてハイマッキンレーアート紙です。
アート紙ということもあり青みがかった紙の良さが画像を引き立ててくれるような印象です。光沢具合もほどよくギラギラ感も抑えられています。
続きましてエスプリコートです。
ポストカードなどによく使われる紙なので光沢感も強く、写真が非常に映えます。
料理の写真は赤みが増してより美味しそうに見えますし、風景の写真は空の色がより青く見せることができる紙です。
最後はキャピタルラップです。
片艶クラフト紙で、ツルツルというわけではないですが、それでも料理の写真や、風景写真など鮮やかに印刷されています。
以上4種のツルツルの紙に印刷してみましたが、ハイマッキンレーアート紙はその他の紙に比べ青白く、光沢があるにもかかわらず高級感ある印刷ができると感じました。
キャピタルラップは片艶クラフト紙なので独特な風合いがあり触感も楽しんでいただける紙だと思います。
エスプリコートは光沢感が非常に強いのでやはりポストカードに向いている紙です。
OKトップコートは…説明不要ですね(笑)
用紙選択において皆様の一助になれば幸いです。