夢のような機能【ワンショット】とは?
2023.02.20
今回の印刷実験はインディゴ7Kの機能をご紹介したいと思います。
最新式のデジタルオフセット印刷機「インディゴ7K」にはさまざまな機能が搭載されています。
HP専用の特殊インキを使用して印刷したりRGB印刷が出来たりと品質向上のための機能が盛沢山ですが、いくら綺麗な色で魅力的な紙に印刷できても何色も掛け合わせている部分が「見当ズレ」を起こしてしまっていると台無しになってしまいます。
見当がズレる要因のひとつとして印刷中の紙の伸びが考えられます。
インディゴ7Kで多色印刷を行う場合は1色づつ印刷していきます。
例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイト、シルバーの6色印刷を行うのであれば、ホワイトの絵柄を紙に転写、シルバーの絵柄を紙に転写という具合に6回繰り返します。紙に転写する場合、圧と熱で転写が行われていますのでそのときに紙の伸びが発生してしまいます。これが見当ズレの要因のひとつとなっていますが、機械メーカー側も当然分かっていますので、そうした紙の伸縮に対処した機械を発売しています。
しかしながら、紙には様々な種類の紙がありますので原材料も当然違ったものもあるわけで紙の伸縮はいろいろな要因により度合いが変わってきます。
しかしこのインディゴ7Kはそういった様々な要因からなる見当ズレも問題なく印刷できる機能が備わっているのです!
この機能はHP独自の機能で他社には搭載されていません!(2号調べによる)
その機能とは【ワンショット】という機能です!
印刷は1色づつ行われていると説明しましたが、この機能は多色印刷でも紙への転写は1度で済んでしまうのです!
どのようにして行われているかと言いますと、デジタルオフセット印刷ではブランケットから紙への転写が行われますが、通常であれば1色をブランケットへ転移し紙へ転写という流れですが、【ワンショット】ではすべての色をブランケットへ転移させて紙へ転写させるという機能なので、紙の伸びに影響されない!という夢のような機能が搭載されているのです(笑)
ブランケット画像いれる
しかもこの機能を使用するにあたって2か所クリックするだけで出来てしまうのです!
この手軽さはデジタルならではです。
その場所は
このように印刷物の仕上がりの美しさまでも約束してくれるインサツビトのメイン機械を使って世の中に面白い印刷物をジャンジャン届けましょう!