事例紹介

2023.10.20

第2期 上島町総合戦略 概要版 冊子

活用技術:LED-UVオフセット印刷

発行|上島町企画情報部
編集|宮畑周平(瀬戸内編集デザイン研究所
デザイン|久我 遥
イラスト|松本沙希
仕様|T277×Y210mm 36頁(表紙4頁+本文32頁)3,500部
印刷|インサツビト
   LED-UVオフセット印刷(CMYK)
用紙|表紙:ヴァンヌーボVG スノーホワイト 四六判 150kg
   本文:モンテルキア 四六判 112kg

広島県の因島から五分ほど船に乗ると着く、弓削島、生名島、佐島、岩城島の4島からなる愛媛県上島町。この上島町の町民全員に配られる上島町総合戦略の概要版の冊子の印刷・製本を担当させていただきました。

こちらの冊子、若い世代の町民たちが加わりワーキングスタイルをとり話し合いのもと作られ、町民全員に配布さるとの事で、よく行政関連にある固いイメージではなく、老若男女にできるだけ読みやすく、丁寧に伝わる感じを意識して作られています。

こちらのイラストを担当されているのは、チェコと日本で活動されているイラストレーター松本沙希さん!優しさの伝わる風合いですがとてもパキっとした色鮮やかな色彩が特徴ですね。

今回はそのイラストの発色がこだわりの部分でした。用紙は優しい風合で発色の良いもの、表紙には程よいグロス感、本文はマットな仕上がりにというご要望でした。ですので、表紙は当初アラベールスノーホワイト、本文にはモンテルキアをご提案しました(後日表紙はもっとグロス感がほしいとの事でヴァンヌーボVGスノーホワイトに変更)。

モンテルキアは、嵩高ラフマット紙としてトップクラスの白さを誇る用紙で、紙の繊維のザラザラ感が生かされたナチュラルな印象ですが、インキの発色を向上させる薬剤が塗布されている「微塗工紙」と呼ばれています。僕も好きな用紙でそんなに高い用紙ではないので良くオススメするんです!

そして、本機による本紙色校正を行いました!!

その色校正紙にデザイナーの久我さんに指示を入れてもらいました。印象としてはマゼンタが強めに出て赤浮きしているような印象でしたので植物や島々はイエローを強めに、空や海のブルーはマゼンタを押さえ気味にして濁りなく鮮やかになるように調整しました。その指示のもと弊社のデータのプロがターゲットの色になるよう調整しました!次の再色校正はデジタルプルーフで行いました。

さぁ!様々な段階を経て、最後は宮畑さんと久我さんに刷り出しの立ち合いのもと、本番の印刷を進めました。僕も立ち合い、印刷オペレーターと相談しながら「もうちょっと濃度をあげようか?」「もうちょっとイエローかシアンをあげてみようか?」と対話しながら微調整を進め、納得の発色を実現することができました!!!

左:色校正紙/右:本印刷後
左:本印刷後/右:色校正紙
上:色校正紙/下:本印刷後
上:色校正紙/下:本印刷後

いかがだったでしょうか?このように本紙色校正もできますし、「そんな予算はないよ…」とお困りでしたら、刷り出しでの微調整の立ち合いも実は可能なんです!(もう版を作っているので部分的な修正は不可で全体的な調整ができます。)我々との対話でさらにもう一歩先の理想のモノ作りのお手伝いができると思いますので、まずはご相談くださいませ!

ちなみに編集の宮畑さん、デザインの久我さん、イラストの松本さんは同じ専門学校の同級生との事で、今は住まいもバラバラだけどタッグになってできた冊子で思い入れもあり胸熱なお仕事だったとの事でした。

また次回の事例紹介をお楽しみに!!

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