事例紹介

2024.03.24

日本酒 隠と善 ラベル

活用技術:デジタルオフセット印刷

デザイン|grab. 山田友和(Instagram
仕様|本体ラベル:100×210mm
   上蓋シール:15×210mm
印刷|インサツビト
   デジタルオフセット印刷
   本体ラベル:CMYK+蛍光ピンク
   上蓋シール:CMYK+蛍光ピンク
用紙|本体ラベル:Aプラン ピュアホワイト 四六判 103kg
   上蓋シール:上質タックシール 強粘着 55kg

7周年を迎えた深夜的中华食堂さんが可部の酒蔵 旭鳳酒造さんとのコラボレーションで中華料理にベストマッチな日本酒を作ろう!と生まれたこのお酒。その顔となる日本酒ラベルとキャップにかける封緘シールの印刷のご依頼でした。

今回の表現のポイントはこの蛍光発色の朱赤のデザイン。お打ち合わせ時にiPhoneの画面を見せられ「これぐらいにキレイに発色する朱赤って表現できないだろうか?」というご要望でした。

当然通常のCMYKだけでは表現できない色、こういった色はDICやPANTONE、もしくは特練で近い色を作るのですが、部数も少なく、コストと狙った色の再現性の色校正の容易性を考慮し、こちらからデジタルオフセット印刷機で蛍光ピンクにマゼンタとイエローを重ね刷りすることでこの色を表現しましょうとご提案しました。

用紙はマットで優しい風合でネイビーが濃くしっとりと表現できるものというご要望で、本体ラベルは冷蔵用でなく酒造さん側で刷毛で糊付けされるとの事で通常の印刷用紙Aプランをご提案しました。上蓋の封緘はシールタイプでちぎりやすいものという事で上質タックシールをご提案しました。

ちょうどその頃蛍光ピンクの印刷実験をやっていたところで、マゼンタとイエローを重ね刷りしたカラーチャートを作ったところだったので、そちらを見ながらおおよその狙う発色の数値を「M 60・Y100」に決めました。

さぁ!そして本紙色校です!!!!

と、その前にデジタルオフセット印刷は元々発色がいいので通常のCMYKでも良い発色がでるかもと思い1部印刷してみたのがコチラです。

これはこれでアリですね。
では蛍光ピンクをつかった色校紙を御覧ください!!!

ドンっ!!!!!!!

段違いな発色力!!!!!!山田さんも大満足なご要望の色鮮やかな朱赤を表現する事ができました!!上質タックシールも同様に本紙色校正を印刷しました。

こちらも1発OKでした!

その後本印刷仕上がったものがコチラです。

こちらの日本酒、現在は深夜的中华食堂さんでご提供されています。今後各酒屋さんでのリリースも予定されているとの事!古酒をベースにされているからでしょうか今まで味わった事ない斬新な味でとても美味しかったんです!また飲みたくなる贅沢な一杯でした。

蛍光ピンクと聞くと、単体で使う事を思いがちですが、重ね刷りすることで使うシーンに広がりがあるんですよね。他にも御朱印の表現などにもいかがでしょうか?まだまだ見ぬクリエイティブに活かしてみてください!!

また次回の事例紹介をお楽しみに!!

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