事例紹介

2025.02.12

かきむすめ「雪見がき」スリーブケース

活用技術:LED-UVオフセット印刷・マットPP・箔押し・エンボス浮き出し・サック貼り

最終クライアント|音戸海産有限会社(公式サイトInstagram
デザイン|久我遥(公式サイトInstagram
仕様|スリーブケース(169×94mm)
印刷|インサツビト
   LED-UVオフセット 4c/0c
用紙|気包紙U-FS ディープラフ K判 201.5kg
加工|マットPP加工
   エンボス浮き出し
   箔押し(シルキーブロンズ・村田金箔)
   トムソン筋入れ
   サック貼り

広島の味覚代表格の牡蠣!季節によって牡蠣の味が変化するのってご存知でした?僕は初めて知りました。今回は1月から旨味の増した“雪見牡蠣”、こちらを梱包する発泡スチロール製箱のスリーブケース作成のご依頼です。

全国で初めて牡蠣のブランド化を始めた牡蠣養殖の音戸海産さん。そのブランド力を表現する事がテーマで、“雪見”を表現されたグラフィックはとても素敵でした。

まずは用紙選びから。高級感と雪のような雰囲気を出したいとの事でまずはフリッター、次にグレー基調のデザインでしたので、反転させてグレーの用紙にホワイトインキで印刷も面白いかもという事でCLOUD GRAY イエローグレーをご提案しました。次にその用紙にマットPP加工した上に箔がうまく定着するのかをテストしました(ホットスタンプ式の箔はテスト用の型で事前テストをすることができます)。結果は…

CLOUD GRAYはまだ安定していましたが、フリッターはかなりのボロボロの不安定…ですがマットPP加工されたその質感はホント雪のようなフカフカ感で“雪見”感が上手に表現されていました。惜しかったです…。

箔押しに安定感があり、そのフカフカ感が出るような他の用紙はないのか?そこで次の候補がマーメイドと気包紙Uをチョイス!どちらも箔の定着具合は問題なし!質感は気包紙Uの方がが雪感があるのでこちらに決定しました。

そして本機による本紙色校正です。

やってみたところ思った以上に色が濃すぎたそうで、久我さんの方でトーンを明るくしていただき、印刷本番の刷りだしに立ち合っていただきました。

まだ少し濃かったようで、印刷機の調整で浅くしたのですが、表面がラフで凹凸の強い用紙はインキを浅くすればするほどムラが目立ってくるので危険ですが、今回のデザインコンセプトでは少しムラが出るくらいが雪っぽいからむしろいいですね!となりギリギリのラインの濃度でフィニッシュしました!!!

そこに後加工として、商品名デザイン部分を「箔押し加工」、そして「エンボス浮出し加工」。防水用にマットPP貼り加工、サック貼り機にかけ完成です!箔もシルキーで綺麗な仕上がりで、用紙のマット質感と相まって、冬の静かで荘厳な雰囲気の中に、どこか温もりも感じる高級感のある世界観が表現されていると思います!!

こちらのブランド牡蠣、オンラインストアよりご購入できます。ぜひ広島の味覚をご堪能ください!!!!!

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