紙

クリエイター必見!主な8種類の印刷用紙について特徴・用途等を解説

自分の作品を形にするとき、印刷用紙で迷うクリエイターの方もいるかと思います。
本記事では、どんな方でもわかりやすいように印刷用紙の特徴と違いを解説します。

1.印刷用紙は大きく分けて2種類

印刷用紙には、大きくわけて2種類の用紙があります。

・非加工紙:普通紙・再生紙・上質紙
・加工紙:コート紙、マット紙など

それぞれの特徴を以下で解説します。

(1)非加工紙:普通紙・再生紙・上質紙

非加工紙は、文字通り表面が加工されていない用紙です。

非加工紙は、主に以下の三つがあります。
・普通紙:コピー用紙やPPC用紙とも呼ばれる用紙
・再生紙:古紙を再利用して作られた用紙
・上質紙:化学繊維から作られた用紙

これらは主に、文書や資料などの印刷に使用されます。
特に上質紙はノートやルーズリーフなどで使用されるため、学生時代に利用する人が多い用紙です。
再生紙・上質紙は、記事中盤の「主な印刷用紙8種類ご紹介」でさらに詳しく解説します。
そちらも合わせて参考にしてください。

(2)加工紙|コート紙、マット紙など

加工紙は、表面を薬剤や顔料などで加工した用紙のことを指します。

広く利用される加工紙は以下の二つです。
・コート紙:表面をつるつるに加工した用紙
・マット紙:コート紙と同じ発色だが、光沢が抑えられている用紙
これらの用紙は使用範囲が広く、チラシやポスター・パンフレット・冊子などで利用されます。

それぞれの用紙について、以下の「主な印刷用紙を8種類ご紹介」で詳しく説明します。

2.主な印刷用紙を8種類ご紹介

主に多く利用される印刷用紙は、以下の8種類です。

・再生紙:環境に配慮でき国からも推奨されている
・上質紙:素朴な印象を伝えられる
・コート紙:光沢が強くカラー印刷が映える
・アートポスト紙:厚みがありDMによく活用される
・マット紙:光沢がなく高級感を出せる
・マットポスト紙:名刺によく利用される
・ケント紙:スケッチブックなどの美術によく使われる
・クラフト紙:段ボールのような材質で包装によく用いられる

以下で、それぞれの用紙の詳しい解説をします。

(1)再生紙|環境に配慮でき国からも推奨されている

再生紙は、古紙(段ボールや雑誌・書籍など)を再利用して作られた用紙です。
環境に配慮ができ、国から再生紙の利用が推奨されています。
一方で、再生紙は、黄色や灰色がかっていることが特徴です。
そのため写真やイラストなどのカラー印刷では仕上がりに影響がでることもあります。
また、再利用する際に費用がかかるため、普通紙よりも少し値段が高く設定されています。
会社の文書や資料などで再生紙を利用すると、環境への配慮がアピールできるでしょう。

(2)上質紙|素朴な印象を伝えられる

上質紙は、前述した通り、化学繊維から作られた用紙で、ノートや書籍に多く利用されています。
非加工紙のため、加工されている用紙に比べると、光沢や高級感を出すことは苦手です。
筆記性に優れ、印刷後でも書き込みしやすいことが特徴です。
ただし、インクが滲みやすく、カラー印刷では色が沈みやすいです。
素朴な印象を出すことが得意な上質紙は、厚みのあるポストカードやメッセージカードなどで多く利用される用紙です。

(3)コート紙|光沢が強くカラー印刷が映える

コート紙は、光沢が強くカラー印刷が映える用紙です。
用紙の表面を薬剤でコーティングしており、つるつるとした手ざわりです。
そのため、写真やイラストがきれいに印刷されます。
光沢が強いため、印刷物が光を反射しやすく、目への刺激が多いことも特徴です。
チラシやポスター・パンフレットや冊子など、あらゆる場所で目にすることが多いでしょう。
写真やカラーの印刷が得意で、利用しやすい用紙です。

(4)アートポスト紙|厚みがありDMによく活用される

アートポスト紙は、コート紙と同じく光沢があり、また、厚みのある用紙です。
コート紙と比較すると、アートポスト紙は写真やカラーをより細部まで演出ができます。
商品ポスター・カタログ・美術書など、カラーを美しく表現したい場合に適しています。
また、適度な厚みがあるため、ポストカードやDMなどの強度が必要な印刷物にも向いているでしょう。
コート紙よりも厚みや強度がほしいときや写真やイラストのカラーに細部までこだわりたいときにおすすめの用紙です。

(5)マット紙|光沢がなく高級感を出せる

マット紙は、光沢がなく高級感を出せる用紙です。
光沢がなくなめらかな質感でありながら、コート紙と変わらない発色が可能です。
落ち着いた、高級感のある印象になることが特徴で、企業や商品の価値を上げる効果があります。
そのため、高級感のある商品のカタログや、美術イベントの案内などで多く使用されます。
落ち着いた雰囲気にしたいときにおすすめの用紙です。
また、強度が必要なときは、次でご紹介する「マットポスト紙」がおすすめです。

(6)マットポスト紙|名刺によく利用される

マットポスト紙は、マット紙と同じくなめらかな手ざわりで高級感を表現しながら、マット紙より厚みのある用紙です。
厚みがあるため、強度も高いことが特徴です。
ポスターや名刺など、用紙に強さが必要とされる場面で多く使用されます。

(7)ケント紙|スケッチブックなどの美術によく使われる

ケント紙は、スケッチブックやメッセージカードなど、美術をメインにしたい際に用いられる用紙です。
合成紙である一方で、表面に加工が施されていないため、素朴さやナチュラルさを演出できます。
また、強度も高く、印鑑やスタンプなども押しやすいため、名刺・会員証・ポイントカードなどで主に利用されます。
印刷後に書き込みもしやすいため、強度があり、使い勝手のよいカードを作りたい際におすすめの用紙です。

(8)クラフト紙|段ボールのような材質で包装によく用いられる

クラフト紙は、段ボールのような材質で包装によく用いられます。
安く利用できる用紙で、強度も高く、包装や梱包などに広く使われることが特徴です。
クラフト紙は主に、包装紙や紙袋などで利用されます。
クラフト紙に企業のロゴやオリジナルデザインを印刷することで、ショップバッグを作成することもできます。

3.作品の印刷はインサツビトへご相談を

作品の印刷に迷った際は、ぜひインサツビトへご相談ください。
インサツビトでは、さまざまなサービスを展開しております。
詳しいサービス内容は、以下でそれぞれ解説します。

(1)インサツビトなら、どの用紙にも対応可能

インサツビトなら、どの用紙にも対応可能です。
インサツビトは、用紙の制限を設けておらず、お客様のご要望に沿った用紙を手配・調達します。そのため、お客様が利用したい用紙での印刷が可能です。
また、用紙が決まっていない場合は、お客様のご要望や用途、印刷物に合わせた適切な用紙をご提案致します。相談料は無料です。

(2)インサツビトで取り扱いのある主な印刷方式一覧

インサツビトで取り扱いのある主な印刷方式一覧は、以下の通りです。

・オフセット印刷:版を利用して、印刷用紙に写す印刷方式
・UVオフセット印刷:紫外線を照射し、インクを瞬時に硬化させる印刷方式
・デジタル印刷:粉のトナーを加熱して用紙に転写する印刷方式
・デジタルオフセット印刷:デジタル印刷とオフセット印刷を合わせた印刷方式
・箔押し加工:金属箔を用紙に転写する加工方式
・エンボス加工:立体感のある文字や柄にする加工方式
・トムソン加工:直線や曲線の木型(トムソン型)を利用して印刷物を切り抜く加工方式

インサツビトは、これらの印刷・加工が可能です。
上記にない加工も対応しており、用途に合った用紙・印刷方法で、思い通りの印刷物を作れます。

4.まとめ

印刷用紙は、主な印刷用紙だけでも8種類あります。
インサツビトはあらゆる印刷用紙を取り揃えており、用途に合わせた選択が可能です。
また、インサツビトは最新の印刷方式を取り扱っており、さまざまな加工ができます。
完成品にこだわりたいクリエイターの方も満足できる作品を作り上げられるでしょう。
インサツビトが提供する最適な印刷用紙と印刷方法を、ぜひ高品質な作品作りにお役立てください。

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