印刷レポート

Versant 180i Pressのご紹介

2023.02.20

今回は2023年2月に導入された『Versant 180i Press』をご紹介していきます。

まずは基本スペックのご紹介
●印刷スピード  : 厚さ52〜220g/㎡、A4サイズ 片面印刷の場合 80ページ/毎分
●対応用紙サイズ : 最小サイズ/98mm × 148mm、
           最大サイズ/330mm × 488mm(長尺/330mm × 660mm)
※スピードは用紙の厚さやサイズによって異なります。また、対応用紙サイズと印刷サイズは異なります。

次にどのようなメディアに印刷できるのかを紹介していきます。

(1)封筒

よく使う角2封筒や長3封筒はもちろん洋形の封筒やカマス封筒などの印刷にも対応しています。

(2)長尺用紙

写真は312mm × 632mmのサイズになります。最大用紙サイズは330mm × 660mmとなっています。

(3)ユポ紙
従来ユポは高温で変形してしまうためレーザープリンターでの印刷は不向きとされていましたが、この度導入したVersant 180i Pressでは印刷できるようになりました。

用紙も変形することなく印刷できました。インキの乗り具合も問題ありません。
ユポ紙印刷(拡大1)
ユポ紙印刷(拡大2)

(4)レザック 印刷実験的に試してみました!
以前に紹介したレポートではHP Indigo7Kでレザックを印刷したところ印刷自体はできましたがところどころインキ抜けがありました。
以前の研究レポートはこちら:https://insatsubito.jp/post-2035/
Versant 180i Pressではどうでしょうか?見ていきましょう。
まずはカラー印刷です。

すでにこの画像で状況がわかりますね。部分的にインキが乗っていない箇所がかなりあります。網が薄い部分はインキの乗りが悪いように思います。
レザックカラー印刷(拡大1)
レザックカラー印刷(拡大2)

レザックのカラー印刷ではインキの抜け具合で比べてみるとHP Indigo7Kの方が分があるようです。

では次に墨ベタの印刷です。※墨ベタといっても今回はCMYK全て100%の濃度にしたデータの印刷です。

このCMYK100%のデータではしっかりと溝まで印刷できています。
レザック墨ベタ印刷(拡大)

以上が今回導入された『Versant 180i Press』のご紹介でした。
インサツビトの運営会社である中本本店ではお客様の多様なニーズにお応えするため、2022年10月にUVオフセット印刷機を導入し、今回デジタル印刷機Versant 180i Pressを導入しました。
ぜひ、インサツビトならびに中本本店をご活用いただければ幸いです。
それでは、次回の研究レポートをお楽しみに!

Topへ戻る