2021.11.14
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印刷Lab.でインサツビトによる印刷実験!
以前、Vividインキを使ったRGB再現印刷をご紹介しました。
詳しくは2021年8月21日に研究レポートをご覧ください!
https://insatsubito.jp/post-880/
デジタルオフセット印刷では「Color Up!」というもう一つRGBを再現する印刷法があるのです。しかもCMYKのインキだけで!
もうそれを聞いただけで「ほんとに〜????」ってなりますよね?
それではもう一つのRGBの世界へといざないましょう!
まずは 元のデータを見てみましょう。
風景写真でデザインを組んでみました。
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では、まずは通常のCMYKで刷ってみましょう!
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用紙は「b7トラネクスト」というラフ調微塗工紙で、書籍、雑誌、カタログなどの本文用紙によく使われる紙です。質感はAプランのような優しい風合いでありながら、印刷面はヴァンヌーボのようなグロス感と発色を実現します。
では…お待たせいたしました…ゴクリ
Color Up!の刷り上がりご覧いただきましょう…ゴゴゴゴ
それではどーぞーーーー!
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もっとピンポイントで比べてみましょう!
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空の奇跡! このRGB感!
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夜景のネオン感、朝焼けのグラデーション、肌の色、植物のグリーン、背景の発色、
まさに… R!G!B!
なぜこのように色域を広げられるのか?考え方としてはコレですね!CMYをそれぞれ2回刷ってるんですね。で、その濃度を自動演算で、もっと濃くとか、中間の色とか、もっと間を埋めていく感じ?そうやって精細に色の段階を広げているわけです。
では、次は料理写真を使って比べてみましょう。
用紙は「上質紙」です。安価なのにシルキーな手触りで質感もよい!オフセット印刷だととうしてもドライダウンがひどく、くすんだ色味になりますが、デジタルオフセットで刷るとものすごく発色がいいんですよねぇ
では比べてみましょう!
まずはCMYK印刷。
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では次はColor Up!
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上質紙は元々発色のいい用紙なのでちょっと差が分かりにくい…かな?
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ピンポイントで比較すると野菜のグリーン、チーズの立体感、トマトの彩度、これらがガツンときて更に美味しそうになっているのがわかります。
今回の実験で思ったのですが、いくらRGBといってもCMYKインキだけで広げているのでイラレパーツのベタはモニターと全然違っていますね…印刷機メーカーのエンジニアさんに「Color Upは写真向きですね〜」って言われたので、予測がつかないベタパーツはCMYKで作って、写真を「Adobe RGB」で保存してイラレに配置、がいいかもですね。あ、ちなみにこの印刷機、RGBで作ったものだけ反応するんですよ!アタマいいでしょ?笑
また得意不得意の色もありまして、そもそも写真自体、PhotoshopでCYMKプレビューした時にそんなに差異がない色は当然ながら「Color Up!」にしてもそこまで変化はありませんのでご注意ください。
いつものCMYK印刷表現で物足りない…そう思われた方、その写真表現に「Color Up!」を試してみませんか!
Let’s experiment !!!