HPのサステナブルインパクトの思いとIndigo7Kの技術力を伝える 2022年卓上カレンダー(その②)
2021.12.04
活用技術「シルバーインキ/色モザイク」
今回ご紹介する事例は日本HP様の2022年の卓上カレンダー3種類の中の第2弾「色モザイク」を使った事例をご紹介します。
組み合わせは無限大!
たくさんの色があふれる世界
一色一色を大切に集めて
自分だけの彩りを見つけよう
HP様のサステナィブルインパクトの思いをイラストで表現しました。HP様ではロゴカラーだけではなく、使用推奨カラーも決まっており、それらを中心に構成しています。
シルバーインキの効果的な活用、色モザイクの効果的な活用など、随所にIndigoならではの技術を活用しています。
それでは、活用技術の説明です。
■シルバーインキ
メタリックカラーの使用は勿論のこと、今回はイラストで様々な色を使用することによりシルバーインキそのものの色が隣接する色との組み合わせでどのような表情を浮かべてくれるのか、このカレンダーを通してわかるのではないかと思います。メタリックカラーも確かに面白いと思いますが、シルバーインキ単体での表現の可能性も忘れないで欲しいものですね。
■Mosaic(色モザイク)
事例紹介(その①)の柄モザイクと同様の機能で、HP様が提供しているHP SmartStream Designerの機能の一つで、IllustratorやInDesignのプラグインアプリケーションになります。
では、「色モザイク」の説明をしていきます。
「柄モザイク」はイメージに対してランダムに回転や拡大、位置を変更し様々なデザインを生成していくことに対して、「色モザイク」はその名の通り「色」をランダムに変えて様々なデザインを生成していきます。
こちらが今回のカレンダーのベースデータ兼シードファイルになります。
このイラストの中で可変させたい部分を指定します。
指定した部分がこちらの赤色になります。
そして、赤色部分を下記の色を使ってランダムに変更していきます。
「色モザイク」を使って生成されたデータがこちらのデータになります。
今回は6種類のベースデータ兼シードファイルを使って、それぞれ約2,000種類の可変データを生成しました。
「柄モザイク」と同様に「色モザイク」も特別なデザイン表現ができる面白い機能となっています。また、「柄モザイク」と「色モザイク」を一緒に使用することも可能です。私たちも、今までとは違った視点でデザインも考えていけるのではと思っています。
簡単ではありますが以上が Mosaic「色モザイク」の説明となります。
次回は、HP SmartStream Designerの機能「HP Frames」の紹介をします。お楽しみに!