事例紹介

2022.07.12

活用技術:インディゴ7Kによる印刷

「透明名刺」
Illustration・design えんぴつ座 様

今回はイベント用に制作された透明名刺についてご紹介いたします。

先日、東京ビックサイトでクリエイターEXPO2022が開催されました。
「やまぐちイラストレーター4人の仕事展」へメンバーの一人が伺ったことがきっかけでインサツビトのことを知っていただき、その繋がりで今回のイベント用のえんぴつ座様の透明名刺の印刷を担当させていただきました。

※「やまぐちイラストレーター4人の仕事展」の詳細はこちら
(やまぐちイラストレーター4人の仕事展公式Twitter)
⇒ https://mobile.twitter.com/yiw4510ten

それでは早速ですが、名刺を詳しくご覧いただきましょう。

透明素材へ印刷しています。
QRコードは透明な地を活かした表現です。

こちらの名刺はご覧の通り透明素材を使用しています。
透明名刺は印刷する素材が透明のため、通常のCMYKカラーを印刷すると半透明の仕上がりになります。それを防ぐためには、透けさせたくない絵柄の下にホワイトインキを印刷(白押さえ)をする必要があります。
今回の名刺では人物の肌やみかんの粒にホワイトインキを使用しています。背景やオレンジのガードレールは白押さえをしていないため半透明で透けています。

左:完成正面向き 右:印刷面
目はヌキで透明です。ホワイトが印刷されていないところは半透明です。

透明名刺を白押さえなしで半透明で表現する場合、色は通常の用紙とは異なりかなり淡く見えます。そのため今回の背景の緑色も、試しに印刷したものを確認いただき色を濃く変更しました。

データ上も淡い色で設定されていたため背景の色が薄く出ています。
このくらいの色を表現したい場合、データはかなり濃く設定する必要があります。
並べて見るとより差がわかりやすいです。

また透明名刺のデータは作成が少々複雑です。特に白押さえをする場合、弊社でも試行錯誤しながら修正やご提案をさせていただだくこともあります。今回は名刺のデータを一度弊社で修正し、そのデータをご返却した上でオンラインの画面共有でどのように修正したかをレクチャーさせていただきました。
(※透明名刺に限らずご相談をいただければこういった対応も可能です。)

いかがでしょうか?
透明名刺は存在感もあり印象に残りやすくお勧めの名刺です。
気になった方はぜひご相談をください。

次回の事例紹介もお楽しみに!

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