印刷レポート

2022.12.24

印刷Lab.でインサツビトによる印刷実験

デジタルオフセット印刷機「HP Indigo 7K」の特徴である特殊インキ。そのラインナップの内のひとつ蛍光ピンク!いいですよねぇ〜蛍光ピンク!ベタ面としてガッツリ使ったり、ワンポイントで使うだけでもとっても可愛い仕上がりになりますよね!お陰様で「蛍光ピンクde名刺印刷キャンペーン」も大好評でした。

でも蛍光ピンクの使い方はそれだけではないのです。通常のインキと混色が可能なのです。それってどういうことかというと、、、


どん!!!

このカラーチャートを見ると一目瞭然!!! 


蛍光ピンクにイエローを10%ずつ足していくとだんだん鮮やかな蛍光オレンジに!


シアンを混ぜるととっても鮮やかな紫色を表現できます!

これらを応用して先程のひつじさんの背景色をアレンジしてみました。

鮮やか〜〜〜〜!!!

ではデータはどのようになっているのかというと、、

はい!このように蛍光ピンクの「特色」を塗り設定にしたオブジェクトに、混色したいオブジェクト(ここではY50%の塗りとC50%の設定)を描画モード「乗算」で重ねるだけです。簡単ですね。



次はこちらのように、画像に対して蛍光ピンクで印刷するには、

まずPhotoshopで「グレースケール」にし、保存形式を「.psd」にして保存します。

これをIllustratorに配置すると、「塗り」に特色を設定できるようになります。これで画像を蛍光ピンクで印刷することができます。

ただこの方法は単色扱いの手法です。フルカラー画像に蛍光ピンクはつかえないのか?

実はできるんです!!!!

どん!!!!

左:CMYK  右:CMYK+蛍光ピンク

比較すると見慣れたはずのマゼンタの色が「えっ!? なんか印刷ミス?!?!??!」みたいな非常にくすんでしまった印象になっていますね(笑)

左:CMYK  右:CMYK+蛍光ピンク

先程の花の写真も鮮やかに!そして和装の女性の写真も肌の立体感、血色も良く、着物も極彩色を放っています。

これは印刷用のデータを書き出す時に、CMYK版データと蛍光ピンク版に自動分版できるのです!マゼンタ版を蛍光ピンクで補完するイメージですね。ですので元の画像にマゼンタ版の割合が少ない場合は効果が薄いのでご注意ください。

ちなみにこの自動分版をする場合、画像は「RGB」でご入稿くださいね。


最後に、グレーの用紙に刷った場合どうなるのか見てみましょう!

こちらはインサツビトのツールでおなじみのチップボールα。下地のグレー透けていますがこれはこれでなかなか可愛い仕上がりではないでしょうか!
下地を透けないようにしたければ、ホワイトインキで白押さえするのもアリですよ。

いかがたっだでしょうか?蛍光ピンクといっても、このように様々な使い方がありますので「こんな事やってみたい!」って思われた方はまずご相談ください!

皆さまのアイデアソースになれれば幸いです!また次回をお楽しみに!!!

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