事例紹介

2023.04.04

蛍光グリーン×ステッカー

活用技術:蛍光グリーンインキ

design 荒岡 碧 様(@mimi_velonicalmode
最終クライアント Yxxx 様

今回は蛍光グリーンインキを使ったステッカーのご紹介です!

デザインを担当された荒岡様より、WEBサイトからご相談をいただいたことがきっかけで、印刷を担当させていただきました。
元々のご相談内容は「RGB的な発色の鮮やかな蛍光グリーンでステッカーを作りたい。」というものでした。後ほどお話を伺ってみたところ、「お客様のお話では、DICカラーの蛍光グリーンもイメージと異なるそうで、どうすれば良いかわからない状況。そこで、こんな時こそInstagramで気になっていたインサツビトさんに相談してみよう!」という経緯があったそうです。

ご相談をいただいた当初は、蛍光グリーンを印刷するのではなく、蛍光グリーンのシール紙へ印刷する方がいいのでは?と考えていました。(蛍光色のシールへ印刷した仕上がりが気になる方は、ぜひ印刷実験「蛍光色シール紙への印刷」をご覧下さい。)
ただ、デザインを確認させていただいたところ、ほぼ全面に黒ベタのあるデザインということがわかりました。そのため、蛍光グリーンのシール紙では、ベタ部分がきれいに印刷できない可能性があると判断し、別の方法を考えました。

そこでインサツビトがご提案させていただいたのが、デジタルオフセット印刷機であるインディゴ7Kの蛍光グリーンを重ねて印刷する、という方法です。以前の印刷実験(「インディゴ7K×蛍光色」)でもご紹介しているインディゴ7Kの蛍光グリーンは、DICなどのオフセット印刷機の蛍光グリーンとは違った独特の発色があります。濃い、というよりも淡く明るい蛍光グリーンです。
その蛍光グリーンを重ねることで、RGBのような発色の良い蛍光グリーンを表現できるのではないか?と思いご提案させていただきました。

それでは実際に印刷した仕上がりをご覧いただきましょう!

蛍光グリーンと黒色のコントラストがはっきり表現されています。
表面加工は施していません。用紙はスーパーキャストというタック紙を使用しています。

蛍光グリーンは通常2回重ねて印刷をしますが、今回はさらに2回の合計4回重ねて印刷しています。そうすることでより、はっきりとした発色と蛍光グリーンを強く表現しています。

黒いベタも蛍光グリーンもしっかり定着しています。
白い部分はヌキで印刷はしていません。タック紙の白を活かしています。

いかがでしょうか?
蛍光グリーンの重ね刷りのように、他の色も重ねて印刷は可能です。この色をより濃くしたい、薄くしたいなどぜひご発注の際は仕上がりイメージをお伝えください。
次回の事例紹介もお楽しみに!

※インディゴ7Kで使用できる蛍光色の内、蛍光グリーン・蛍光イエロー・蛍光オレンジは2022年に製造が完全に終了いたしました。そのため在庫限りのインキとなります。ご利用をご希望の場合は一度ご相談下さい。

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