事例紹介

2023.07.13

第13回 広島アートディレクターズクラブ公開審査会 
開催と作品募集告知のDMと封筒

活用技術:シルバーインキ

デザイン|久保 章
仕様|DM:A3(3山4面蛇腹折り+直角2ツ折り) 200部
   封筒:洋2タテ封筒 T162×Y114mm 120部
印刷|インサツビト
   DM:デジタルオフセット印刷 6c/6c(CMYK+シルバー2回)
   封筒:POD印刷 4c/0c ※既製品に刷り込み
用紙|DM:OKブリザード 四六判 69kg
   封筒:羽車封筒 Basic ライナーグレイ 100g



今回は包装紙用の用紙を使ったDMと既製品に刷り込みをした封筒のご紹介です!

広島アートディレクターズクラブ(以下:HADC)では第一線で活躍する著名なクリエイターを審査員として招待し、年1回の作品公開審査会開催しています。その開催日程と作品募集告知用のDMと封筒の印刷を担当させていただきました。こちらのデザインを担当されたのは前回の審査会の準グランプリを受賞された久保章さん。第13回の審査会のメインビジュアルの考案も担当されています。青緑色のオブジェは瀬戸内の海をイメージ、そこからその地に在住するクリエイター達のアイデアやセンスがほとばしっている事を表現されているとの事。そしてメインタイトルの筆文字は、書道家に依頼して書き上げてもらったそうです。

なぜ我々インサツビトへ依頼が来たかというと、以前UMA/design farmさんとの共同企画「クリエイターズセッション」のプレゼント企画を行っていましたが、そちらに久保さんが当選され、印刷サンプルを見てぜひやってみたいとお声がけいただいたのです!(クリエイターズセッションについての詳細はコチラをご覧ください)

そのサンプルの中の「OKブリザード」よりも1番手薄いもので刷りたいとのご要望をいただきました。普段は包装紙として使われる事が多く、表面にツヤがあり、裏面は和紙のようにザラっとしている面白い用紙です。そして、スミを深く見せたいのでどの部分をかけ合わせのリッチブラックにするのか、K100のままにするのか事前に打ち合わせ重ね、本文と罫線はK100、タイトルと日程のスミベタ部分をリッチブラックで決定。

C50 M50 Y50 K100
デジタルなので版ズレなく印刷!!

印刷時には実際に印刷Lab.へお越しいただき、今回のキモとなる背景のシルバーインキの印刷回数を1回にするのか2回にするのか、光源を変えたり、背景を変えたりして光り方の違いを検証。

非常に迷われ、我々と相談した結果、2回刷りの強いシルバーに決定しました!!とってもカッコいい仕上がりになったと思います!!!ご本人も大変満足されていました。

洋2タテ封筒に封入するため、A3を「3山4面蛇腹折り+直角2ツ折り」にしています。
表:ツヤ面
裏:ザラ面

封筒は久保さんより指定の製袋済み封筒がありましたので、弊社のVersant 180i Pressで刷り込み印刷しました。

こちらのDMはHADC審査会の告知に使用されるもので、その審査会は“公開式”で見学はどなたでも自由です!広島県内中のクリエリター達のアイデアが光った仕事を一同に見られる事はなかなかありませんので、ぜひぜひお誘い合わせの上、お越しいただければと思います!

▽第13回 広島アートディレクターズクラブ公開審査会
日時:2023年8月26日(土)
公開審査:10:00〜17:00 ※予定
場所:広島県立広島産業会館 東展示館
(広島市南区比治山本町12-18)
●詳細はコチラから

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