2023.12.01
今回の印刷実験はストーンペーパーへの印刷を行いました。
昨今環境への意識が高まる中、FSC認証紙や廃材などを利用して作られた紙なども多くみられるようになってきました。ストーンペーパーもその中の1つです。ストーンペーパーとは石灰石と樹脂を混ぜ合わせて作られた合成紙です。一般合成紙と同様に水に強く筆記性に優れています。石を使用しているのでずっしりとした重みを感じます。しかし環境に配慮した印刷用紙は印刷機械によっては適正がないもの、要するに印刷できる機械とできない機械があります。一般的にストーンペーパーは熱に弱いとされるのでオンデマンド機などの熱によってトナーを定着させるような機械は不向きといわれています。インディゴ7Kも例外ではなく熱と圧によって定着させるのでストーンペーパーの印刷は難しいと判断できます。ですがやはり実験してみないと分からない!ということで印刷実験を行ってみました!
比較対象としてコート紙にも同じ絵柄を印刷してみました。
まずはストーンペーパーからです。
インキの定着はよさそうです。というよりとても良い!
やはり綺麗に印刷できているようです。
しかし気のせいか青みが強い気が・・・
コート紙と比較してみましょう。
写真中央のグレー部分の色がストーンペーパーと明らかに違うようです。
左上の顔写真の肌の色が違うことが分かります。
並べて見てみましょう
やはりストーンペーパーの方が青みが強いようです。深みはあるのですが、顔色が暗い感じになっています。ですが定着は良いです。
インディゴ7Kでストーンペーパーを印刷した結果、定着は良かったものの青みが強い印刷物となりました。
インサツビトではまだLIMEXを印刷したことがありません。いつか実験してみたいと思いますので乞うご期待!