2026.02.03
「デザインとアートの狭間から」展示会図録
活用技術:UVオフセット印刷・コデックス装

発行|「デザインとアートの狭間から」実行委員(Instagram)
デザイン|堤岳彦(Instagram)
編集|押元一敏(Instagram)
仕様|A5 表紙4P+本文108P コデックス装
表1・表4 マットニス仕上げ
印刷|インサツビト
表1・表4:デジタルオフセット印刷(ホワイト+蛍光ピンク+MY)
本文:LED-UVオフセット(CMYK)
用紙|表1・表4:CLOUD GRAYブルーグレー 310g/㎡
本文:モンテルキア 四六判81.5kg
製本|渋谷文泉閣(公式WEBサイト)
出張OPEN HOUSE 神奈川編 にご尽力いただいた、アーティスト兼グラフィックデザイナー・堤岳彦さんよりご相談をいただきました。
堤さんが出展者として参加されている、東京藝術大学デザイン科出身アーティスト86名による展示会「デザインとアートの狭間から」。その展示図録の印刷・製本のご依頼です。一度限りの記念展示ということで、「ハードカバーまではしないが、限られた予算内で特別感を出したい」とのご希望をいただきました。
当初、サイズはA4でご検討されており、開きやすい構造をご希望でした。そのため製本はコデックス装や以前弊社で制作した袋綴じ製本なども面白そうですねとのことでした。
ちょうどその頃弊社では「HADC年鑑2024」を製造中。その際作成したA5サイズのコデックス装サンプルをご覧いただいたところ、「この仕様でも良さそうですね!」とのお言葉。サイズダウンも問題ないとのことで、コデックス装が一気に現実味を帯びてきました。

用紙は、表紙に〈里紙〉と〈アラベール〉と〈ブンペル〉、本文に〈モンテシオン〉と〈モンテルキア〉をご提案。出張OHの際には〈モンテルキア〉の刷り見本をお見せできていなかったため、改めて送付し、本文は〈モンテルキア〉に決定しました。
表紙のデザインが進むにつれ、堤さんからは「シルバーインキをベタで印刷」「板紙使用」「シールを貼れる仕様」など、さまざまなアイデアが飛び出しました。後にグレー×朱赤の2色印刷を軸に進んでいましたが、グレーの板紙にホワイト+蛍光ピンク+MYで朱赤を表現する案も浮上。用紙は、色味を気に入っていただいた〈CLOUD GRAY ブルーグレー〉に決定。ただし厚みの調整が必要だったため、製本会社と相談して適正厚を選定しました。
オフセット印刷ではホワイトインキの濃度が懸念されたため、デジタルオフセットでのホワイト+蛍光ピンク印刷をご提案。インサツビトメンバーが刷り出しに立ち会い、「紙色の影響をほのかに感じる白が良い」とのご希望に応じ、ホワイトは1回刷りで決定しました。本文も「墨っぽくならずに」との要望を踏まえ、適正濃度でクリアで鮮やかな刷り上がりに仕上げました。

納品後、堤さんからはこんな最高のご感想をいただきました。「やってみたかったコデックス装、使ってみたかったCLOUD GRAY など、個人的に実現したかったことが詰め込めて大満足です。正直、無理だろうと諦めていたのですが、仕様や用紙について相談に乗っていただき本当に勉強になりました。仕上がりも最高で、インサツビトさんにお願いして本当に良かったです!メンバーにも好評で、『A5サイズがコンパクトでかわいい』『厚みのわりに軽い』などの声も。コデックス装を初めて知る人も多く、手に取った時の新鮮な感覚に驚いていました。」…と、非常にうれしいお言葉です。この度はご相談いただきありがとうございました。






※個展は終了しています。
▽デザインとアートの狭間から
〜東京藝大デザイン科出身の作家たち〜
日程:2025年7月8日(火) ~21日(月・祝)
時間:10:00~17:00
場所:佐藤美術館(公式WEBサイト)/7/14(月)休館
東京都新宿区大京町31-10

