印刷レポート

2023.07.13

印刷Lab.でインサツビトによる印刷実験

「デジタルオフセット印刷機に通るこのぐらいのサイズの用紙にこのぐらいのサイズの物ができます!ってのを実際やってみた!」第3弾です。さて今回はどんなカタチの箱にチャレンジしたのかご説明していきましょう!

▽前回までの実験はコチラから
●デジタルオフセット機で刷れるパッケージのサイズ感 1
●デジタルオフセット機で刷れるパッケージのサイズ感 2

今回の箱は「N式」と「スライドボックス」です。今回も架空のブランドのつもりでデザインしています(笑)

まずはこちらがIllustrator上のデザインデータです。

黄色ラインがカット部分、水色ラインが折り溝
赤色ラインがカット部分、緑色ラインが折り溝、水色ラインがミシン線

そしてデジタルオフセット機での刷り上がりはコチラになります!!!

用紙:エゾマツクラフト こい茶(銅/Copper) 270g/㎡(L判23.5kg・厚み約0.35mm)
仕様:N式箱
組み立てサイズ:197×104×32mm
展開サイズ:332×273mm
色数:ホワイト2回

用紙:チップボールα 270g/㎡(L判23.5kg・厚み約0.35mm)
仕様:スライドボックス
組み立てサイズ:94.7×95.7×32.5mm
展開サイズ:237×240mm
色数:CMYK+ホワイト2回

前回は自力でカッターで切っていましたが、今回は古くからお付き合いのある心強い味方、有限会社 広島入力情報処理センターさんが導入しているカッティングプロッター機で試作カットをしていただきました!そのカット時の様子を動画で取りましたのでご覧ください!入力されたデータをもとに、カット、キリトリ線、折り溝、と一気に仕上げられていきます!思わず見惚れてしまいました(笑)

細かーーく切り分けができています。ちなみにカッティングプロッターを使う場合四隅に専用のトンボも印刷する必要があります。あと柔らかい用紙は切り口がボロボロになる可能性もありますので使用される場合は事前に要相談です(全面ベタで印刷したアラベールは切り口の乱れが目立った事例がありました…)。

それでは組みててみましょう!

ドン!!!!!!

刷り上がりも非常にキレイに仕上がっております!!

このように、試作、テストマーケティング用、小ロットでパッケージを作りたい時、部数コントロールが容易なデジタルオフセット印刷とカッティングプロッターのコンビは最強&最適ではないでしょうか!!!今回は菊四裁サイズを使いましたが、HP Indigo 7Kの最大用紙サイズは330×482mm(印字サイズ:317×464mm)なのでもう少し大きいサイズも可能です。形もわかりやすい物にしましたが、もっといろんな形を作ってみたくなりました!!

いかがだったでしょうか?アイデアソースに加えていただけたら幸いです。ではまた次回をお楽しみに!!!

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